新潟中央病院

文字の大きさ

診療科。部門

リハビリテーション部

概 要

理念

思いやりの心をもって患者さん中心のリハビリテーションを実践いたします。

 

特徴

当院では運動器疾患の急性期から回復期までの一貫したリハビリテーションを提供いたします。

脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)

廃用症候群リハビリテーション料(Ⅰ)

運動器リハビリテーション料(Ⅰ)

呼吸器リハビリテーション料(Ⅱ)

 

スタッフ

理学療法士 18名

作業療法士 10名

 

資格

専門理学療法士(運動器・基礎・スポーツ)1名

専門理学療法士(運動器・スポーツ)1名

認定理学療法士(運動器・脊髄障害)1名

認定理学療法士(運動器)3名

臨床実習指導者講習会修了者19名(理学療法士11名 作業療法士8名)

 

学会等の実績

こちら(PDF)をご覧ください。

 

 

理学療法部門(急性期入院・外来)

専従理学療法士12名 2023.7現在

 

〇急性期入院理学療法

急性期入院理学療法部門では、立つ、歩く、起き上がるなどの基本的動作の獲得を目標に、関節可動域拡大、筋力向上、バランス能力向上、動作能力向上を図る運動療法を行います。また、必要に応じ温熱療法、水治療法、電気刺激療法等の物理療法も併せて実施します。

骨折などの外傷の理学療法は原則手術翌日から、脊椎手術、関節手術の場合は、入院後手術前までに運動機能評価を行い、術後は手術内容に応じたスケジュールに準じ、科学的根拠に基づいた理学療法を実践しています。また、週1回担当医とのカンファレンスを行い、治療方針、経過、目標について検討を行っています。退院前には生活動作の練習や自主トレーニングおよび再発予防の運動メニューを提供し、安心して元の生活に戻れるよう支援しています。

① ②

〇外来理学療法(予約制)

保存的治療の場合、および退院後は必要に応じ外来理学療法を実施しています。主な疾患として、肩関節周囲炎、腱板損傷などの肩関節疾患、腰曲がりなどの姿勢異常、足関節の骨折やアキレス腱断裂などの外傷があげられます。症状に応じ、運動機能の改善を目標に関節可動域練習、筋のリラクゼーション、筋力強化練習、歩行練習などの運動療法を提供します。その他、術後の運動機能評価にも取り組んでいます。

③

〇理学療法学研究、教育について

理学療法部門では、患者様の同意を得てデータの収集、理学療法の効果の検証を行っています。得られた結果は、患者様への説明や術後理学療法スケジュールの改変に利用させていただくほか、学会発表等に活用させていただいております。

新人職員の教育はプリセプター制で行います。加えて(公社)日本理学療法士協会生涯学習プログラムの履修を推奨しています。

また、新潟県内の理学療法士養成校からの臨床実習生を受け入れています。

 

作業療法部門(急性期入院・外来)

専従作業療法士5名 2023.7現在

 

○急性期入院作業療法

急性期入院作業療法部門では、食事・整容・更衣・排泄・入浴動作の日常生活動作、家事動作、職場復帰、趣味の再獲得を目標に、日常生活動作訓練を中心に、関節可動域訓練、筋力強化訓練、巧緻動作訓練、家事動作訓練等を用い、高齢の患者様には認知機能低下予防・離床を促す目的で、色塗り・貼り絵・刺し子・ネット手芸などの作業活動を用いています。

訓練以外にも、日常生活動作に困難を生じる方には必要に応じて自助具の作成・使用訓練を行っております。頸椎疾患の方には、術前術後評価及び訓練を行います。上肢手の外傷・絞扼性神経障害術後・大腿骨近位部骨折の方には原則手術翌日から作業療法を実施します。

退院前には、自宅での練習方法指導や日常生活動作での注意点等を指導しております。

IMG_3423(①食事動作訓練)_R                  食事動作訓練

 

IMG_3527(②トイレ動作訓練)_R IMG_3553(③家事動作訓練)_R

トイレ動作訓練                  家事動作訓練

 

IMG_3471(④アクティビティ)_R

アクティビティ

 

○外来作業療法(予約制)

頸椎疾患で術後も上肢機能障害が残存している方、上肢手の外傷・絞扼性神経障害等により上肢機能障害が残存している方には外来作業療法を実施しています。主な対象疾患は、

橈骨遠位端骨折、肘・前腕・手指骨折、腱損傷、絞扼性神経障害等の方、頚椎症性脊髄症、頚椎椎間板ヘルニア、後縦靭帯骨化症などの神経圧迫に伴い筋力低下、巧緻動作障害等が残存している方々です。症状に応じて、日常生活動作訓練を中心に、関節可動域訓練、筋力強化訓練、巧緻動作訓練を行い、自宅で行える練習方法の指導も行っております。又、職場復帰等を想定しての動作訓練指導等も行っております。

 

○作業療法部門教育について

作業療法部門では、新人教育としてクリニカルクラークシップを用いています。

新潟県内の作業療法士養成校からの臨床実習生を受け入れています。

回復期リハビリテーション病棟について

当院における回復期リハビリテーション病棟は脊椎・脊髄疾患、骨関節疾患などの急性期を脱しても、医学的・社会的サポートが必要な患者様に対して、多くの専門職種チームを組んで集中的リハビリテーションを実施する病棟です。急性期病棟から回復期リハビリテーション病棟へシームレスに連携し、365日体制でリハビリテーションを提供しております。また、患者様の退院後の生活が充実したものとなるように多くの専門職でカンファレンス等を実施し退院を支援してまいります。

IMG_3407_R

 

〇回復期リハビリテーション病棟部門

専従理学療法士6名 専従作業療法士5名 2023.7現在

 

・回復期リハビリテーション病棟   理学療法部門

回復期リハビリテーション病棟では、病棟専従の理学療法士が回復期リハビリテーション病棟に入院されている患者様に対し、一人一人個別練習を行います。練習は起き上がる、寝返る、座る、立ち上がるといった基本動作、歩行など移動の獲得を目標に関節可動域維持・拡大、筋力強化、動作練習、歩行練習などを実施します。病棟で練習することで日常生活に直結した練習が可能となります。また、退院後の生活を見据え退院後の環境を考慮した練習を展開していきます。

IMG_3182_R IMG_3187_R

 

・回復期リハビリテーション病棟   作業療法部門

回復期リハビリテーション病棟における作業療法では生活全般の自立にむけて実際場面での排泄、更衣、入浴動作などの日常生活動作練習に加えて、術後装着する装具の脱着練習や安静度禁忌肢位に合わせての日常生活動作指導などを実施しております。また、患者様に合わせての自助具の紹介または作成などを行い、日常生活動作が安全に行えるように取り組んでおります。また、自宅退院にむけて家屋環境の把握を行い家屋環境に合わせた動作の確認、生活環境の整備や福祉用具の提案などにも関わっております。

IMG_3192_R
IMG_3249_R

IMG_3207_R