新潟中央病院

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診療科。部門

脊椎・脊髄外科

科の特徴

 腰痛、頸部痛、手足のしびれ、脱力等を主症状とする椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症等への治療を行っています。

手術件数は2014年合計796件、2015年合計877件、2016年合計841件を行っております。

医師紹介

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院長

山崎 昭義(やまざき あきよし)

略歴
新潟大学医学部卒業/昭和60年医師免許取得
平成7年10月より当院に勤務
専門分野
脊椎 脊髄外科
認定資格
日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会脊椎脊髄病医、日本整形外科学会脊椎内視鏡下手術 技術認定医
日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科指導医、日本脊椎脊髄病学会評議員
東日本整形災害外科学会評議員、第17回東北脊椎外科研究会会長
新潟大学医学部臨床教授、医学博士、京都鴨川脊椎手術研究会世話人
新潟脊椎外科研究会会長、日本脊椎脊髄神経手術手技学会理事
International Group for Advancement in Spinal Science (IGASS) Scientific Board Member、Euro Spine Member
Cervical Spine Research Society (European Section) Member
日本脊椎インストゥルメンテーション学会評議員、日本腰痛学会評議員
コメント
脊椎・脊髄病の診断、手術治療を中心に診療しています。出来るだけ多くの患者さんに素早い診断、適切な治療を行っていきたいと心がけています。
趣味
音楽、映画鑑賞、読書、ゴルフ、散歩
血液型
B型

脊椎・脊髄外科センター長

勝見 敬一(かつみ けいいち)

略歴
山形大学医学部卒業/平成14年医師免許取得
平成31年4月1日より当院に勤務
専門分野
脊椎・脊髄外科
認定資格
医学博士
日本整形外科学会専門医
日本専門医機構整形外科専門医
日本整形外科学会脊椎脊髄病医
日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科指導医
新潟大学医歯学総合病院特任准教授(2019.4~)
厚生労働省脊柱靭帯骨化に関する調査研究班 研究協力者
東北 MISt 研究会 世話人
Summer Forum for Practical Spinal Surgery世話人
東北若手脊椎外科医の会 世話人
趣味
テニス(5年以上休んでいるので、再開が目標です)
コメント
当センターは、新潟県の脊椎脊髄外科治療の基幹施設として長年の実績があり、全国有数の手術件数を誇ります。しかし医療は日々進歩しています。10年前に当たり前でも今では行われないこともあります。継続するものと、新しく取り入れるものを融合させながら、様々な患者さんに最適な治療法を提示することが使命です。また、O-arm、脊椎ナビゲーション、神経モニタリング、脊椎内視鏡など充実した手術支援器械は、手術精度・安全性を高め、当センターの特色の1つです。

脊椎・脊髄外科副センター長

溝内 龍樹( みぞうち たつき)

略歴
新潟大学医学部卒業/平成17年医師免許取得/令和元年12月より当院に勤務
専門分野
脊椎脊髄外科
認定資格
日本整形外科学会専門医・日本専門医機構整形外科専門医・日本整形外科学会脊椎脊髄病医・日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科指導医・日本専門医機構脊椎脊髄外科専門医
コメント
患者さんに寄り添った医療を志しています。
趣味
ジョキング

脊椎・脊髄外科

牧野 達夫(まきの たつお)

略歴
福井大学医学部卒業/平成22年医師免許取得/平成30年4月より当院に勤務
専門分野
脊椎脊髄外科
認定資格
日本整形外科学会専門医・日本整形外科学会脊椎脊髄病医
コメント
日々の診療に精一杯取り組んでまいります。
趣味
スポーツ全般 特に野球

脊椎・脊髄外科

石川 裕也

略歴
新潟大学医学部卒業/平成22年医師免許取得/令和元年10月より当院に勤務
専門分野
脊椎脊髄外科
認定資格
日本整形外科学会専門医
コメント
趣味

脊椎・脊髄外科

竹末 祐也(たけすえ ゆうや)

略歴
医学部卒業/平成年医師免許取得/平成31年4月より当院に勤務
専門分野
脊椎脊髄外科
認定資格
コメント
趣味

当院における脊椎脊髄手術の特徴

高難度手術を安全に行うための当院独自の設備

①脊椎ナビゲーションシステム

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脊椎インストゥルメンテーションは、脊椎にスクリューを挿入して行います。スクリュー挿入にはミリ単位の正確性が問われます。脊椎ナビゲーションは、スクリューの位置をリアルタイムでモニターに表示し、正確な挿入に貢献します。

②O-arm (オーアーム)

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O-arm(オーアーム)は手術中にCTを撮影することができる設備です。CTを撮影することで、脊椎ナビゲーションが稼働でき、手術で用いる多くの重要なインプラント(スクリュー、ケージ等)をリアルタイムにモニター上に確認しながら設置することが可能です。さらに、手術終了前に再度CTを撮影し、インプラント位置を確認することが可能です。従来の術者の視覚・手先の感覚やX線を用いたインプラント手術より、安全性が高く、質の高い手術を提供できる、全国でも数少ない設備です。

術中脊髄モニタリング

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手術中の操作や体位にて、神経の障害が生じる可能性がありますが、全身麻酔中のため手足の運動を確認できません。脊髄モニタリングは、頭蓋に電極をつけ定期的に電気刺激し、手足の筋肉収縮をモニタリングすることで、神経の状態を確認しながら手術を行うことが可能です。

代表的な低侵襲脊椎手術

内視鏡下椎間板ヘルニア摘出術 (MED; Microendoscopic discectomy)

内視鏡を用いて、椎間板ヘルニアを摘出する方法です。約1.6cmの皮膚切開で手術を行います。術後翌日より歩行が可能で、早期(術後4~5日程)の退院も可能です。

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Medtronic Spine社 METRxTM

BKP (Balloon Kyphoplasty)

骨粗鬆症性椎体骨折に対する手術です。骨折椎体をバルーンでふくらまし、骨セメントを充填します。5mmの皮膚切開2か所で手術が可能です。

  

Medtronic Spine社 BKP手技書より抜粋

経皮的椎弓根スクリュー(PPS; percutaneous pedicle screw)を用いた脊椎後方手術

胸腰椎後方固定術で一般的に用いられる椎弓根スクリューの挿入は、従来は皮膚を縦に切開し、筋肉をはがし、スクリュー挿入部位を完全に露出させ行っていました。本技術はスクリュー挿入部のみ切開し、スクリューを挿入することができ、筋肉の温存性が高く、術後疼痛も軽減することができる低侵襲技術です。

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胸腔鏡 (VATS; Video Assisted Thoracoscopic Surgery) を用いた胸椎前方手術

従来の胸椎前方固定術は、側胸部に20~30cmの皮膚切開を入れ、肋骨を切除し大きく開胸して行っていました。本技術は胸腔鏡を用いることで、約6cmの皮膚切開で肋骨を温存し、小開胸にて行うことができ、低侵襲な術式です。

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腰椎側方進入椎体間固定術 (LLIF; Lumbar Lateral Interbody Fusion)

椎体間固定術は椎体間(椎間板部分)に骨を充填したケージを挿入し、椎間板をまたいで上下の椎体にスクリューを挿入し固定する術式です。

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ケージを側方より挿入することで、従来法に比べ骨・筋肉の温存性が高く、低侵襲です。

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経皮的椎弓根スクリュー(PPS)と組み合わせ、術翌日より歩行が可能、早期(術後7~12日)退院が目指せます。

頚椎インストゥルメンテーション

頚椎後縦靭帯骨化症

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図(上):後縦靭帯骨化(矢印)により脊髄の圧迫を認める

頚椎靭帯骨化症は、頚椎にある後縦靭帯が骨化し、脊髄を圧迫し神経障害をきたす難治性の病気です。日本では1975年に難病指定され、現在まで原因の究明や治療法の研究が行われています(頚椎後縦靭帯骨化症の詳細 2013 医療の広場 掲載)。病状が進行した場合は手術治療を行います。一般的には、後方除圧術(椎弓形成術:後方から脊柱管を広げる手術)が行われます。しかし、骨化が大きな方では脊髄圧迫の解除が不十分となる方もおられました。当院では骨化の大きい方には、後方除圧固定術(椎弓形成術に固定術を加えたもの)を行うことで、従来に比べ良好な成績を収めています。

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図(左):大きな骨化による脊髄圧迫を認める/図(右):後方除圧固定術 脊髄圧迫の解除は良好

変形矯正手術

椎体骨切り術

骨粗鬆症性椎体骨折などが原因で高度の後弯変形(腰曲がり)が生じ、痛みや姿勢維持が困難となり、生活レベルが低下している方に適応とされます。変形の原因となる椎体の一部を切除(骨切り)することで、後弯変形を矯正し、生理的な脊椎のアライメントに近づけます。

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図:骨切りライン(白線)

胸腰椎矯正固定術

椎の広範な後弯変形が原因で、立位・歩行などの基本的な日常動作が障害され、進行すると胃酸逆流による胸やけや、腹部での通過障害なども生じることがあります。手術では主に腰椎での変形矯正を行い、下部胸椎から骨盤まで固定します。生理的な脊椎のアライメントや立位バランスの再獲得が目的です。

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図(左):術前写真.立位X線 高度後弯変形を認める/図(右):術後写真.立位X線 脊柱アライメントは良好である

脊椎・脊髄外科 設備

O-arm(外科用X線透視装置)

O-arm(オーアーム)は、X線を用いた透視画像(2D)とCTのような断層画像(3D)を手術中に撮影して、Navigation(術野から赤外線を飛ばしてCT画像による正確な位置情報をもとに金属を骨の中に入れたり、骨を削ったりする支援システム)に画像を転送し、使用できる装置です。

累計使用患者数608件(2016年6月現在)

Biplaner 500e(移動型X線装置)

 2方向(水平/垂直)イメージングシステムにより、高度な臨床要件に応え、手術時間を大幅に短縮します。※当院には現在2台あり(2009年8月と2011年6月に1台ずつ導入)

脊椎・脊髄外科 手術件数

2018年
件数
胸/腰椎 778
胸/腰椎後方除圧術 398
   内視鏡下 270
   顕微鏡下 36
   肉眼 92
 胸/腰椎固定術 329
   前方 3
   後方 326
 経皮的椎体形成術(BKP) 11
その他 40
頚椎 156
頚椎後方除圧術 134
   椎弓形成術+椎間孔拡大術 82
   椎弓形成術 27
   椎間孔拡大術 25
 頚椎固定術 19
   前方 1
   後方 15
   体外式 3
 そ の 他 3
 合     計 934

※2017年 合計 808件

※2016年 合計 841件

※2015年 合計 877件